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休憩みたいなもんじゃないですか

にゃんにゃんねえ

 久しぶりにデスクトップパソコンを起動した。キーボードの上に雪(埃)が積もっている。そういえば、去年は雪が降ってすぐ積もったのに、今年は雪と雨を交互に繰り返しているのでなかなか積もらない。一度積もってからはしばらく雨が見られなくなるので、もう少しこのままでいい。濡れた路面に映る景色が好き。

 冷気を吸って鼻を痛めながらジョギングから帰ってくると、まれに野良にゃんにゃんと遭遇する。というか敢えて最後に遭遇しやすい道を選んでいる。実は野良にゃんにゃんに一目ぼれして住居を決めたので、それ以来、様子をうかがいつつたまに追いかけ回す不審者と化した。見つけた順から1号2号と番号を振り、把握しているところで9号までいる。そのうちの茶トラの4号が、ちょっと見ない間に随分丸々と太っていて、思わず走っている足を止めた。目を凝らすと、他人の家の車庫に、暗闇に紛れてもう一匹いる。キジトラの2号だった。白いトレーに山盛りになったドライフードを一生懸命食べている。こちらに気が付いて向けられた目は「食べたいの?」と聞いているようだった。この道で野良にゃんにゃんと遭遇しやすいのは、もちろんそこの家主が餌付けしてるからだったりする。ただ、明らかに物置になっていて道路から丸見えの車庫でこんなあからさまに餌を置いておいて大丈夫なんだろうか、と心配になった。思い返してみると、夏もその家の前を通るたびに臭いが気になった。そこの家主は餌の面倒だけ見てあとは放置だったので、苦手な人からしてみればかなり迷惑な状態だったように思う。8、9号は明らかに今年生まれたばかりということもあり、そこまでするなら去勢まで面倒みてあげればいいのに…と思ってしまった。自分はこの土地の新参者だからと言い聞かせ、みんなどう思ってるんだろう?とそわそわしながらもただ傍観している。

 生まれ変わったら野良にゃんにゃんになりたい。