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休憩みたいなもんじゃないですか

お天気ねえ

 目が覚めたときから、強い日光がブラウンのカーテンをうっすら透かしていたので絶好の洗濯日和だとわかった。いつもの日曜日は布団の中で目が覚めても13時まで動かないけど、今日はバイトがないので幾分か早く起きられた。バイトが嫌なわけではなく、客を相手にしているので、ぼんやり仕事していて怒られても仕方ないので事前にしっかり寝るようにしている。

 洗濯機に色々つっこんでいると、ふいに踏み潰されて悲しく横たわるキッチンマットが目に入った。越してきて早一年、こんな日こそ洗ってやらないと、ということでゆっくり浴槽につかってもらう。マットを浸け置きする間にペットボトルとアルミ缶を潰しておき、洗濯物を干すフェーズに移ろうと引き戸を開けると、どこか遠くの方でバイオレンスな打撃音が響いていた。そうだよな…こんな日こそお布団だよな…未熟だった…。顔の見えない主婦か主夫に敬礼し、ベランダの縁を雑巾で綺麗にしてからおよそ一年半ぶりに布団を干した。それから足湯兼マットの踏み洗いを決行した。マットも干し終わると、いつの間にか時計の短針も太陽も東から西へ移動していた。紙パックを開いて古紙類をまとめ、ようやく一段落。息を潜めていたホコリたちが姿を現し、陽光のなかで楽しそうにふわふわと漂うのを尻目にコーヒーを淹れた。コーヒーの表面に、換気してるせいか、液体と気体の中間でできる模様が一昔前のスクリーンセーバーみたいで面白い。

 昨日借りてきた銀天公社の偽月、続きが気になるのでこの辺で。